子供の持つ力を引き出すコツ!
子供の持つ力を引き出すコツは「無償の愛情を与える
この時期の子供には、無条件に全面的に受容され愛されること。
肯定され自分の存在を信じ、また認めてもらうこと、喜びをもって迎えられることが必要不可欠で、また何度も繰り返される必要がある。
こうした結果、子供は成長したときに、自分の存在を信じ、周囲の人や社会を信じ、肯定的に認めることができます。
無償の愛情をもらい、その愛情で自分自身を支え、自分に対する基本的信頼(自己愛)を獲得します。
小・中学生くらいになると、その親が行動した意味を親自身が実感することになります。
具体例をあげると
・人に優しくなれる子供になった。
・いろいろな事に素直に興味がもて持続する子供になった。
・記憶力が抜群によくなる子供になった。
・集中力が身に付く子供になった。
・他人の存在を認めることが出来る子供になった。
など親が体験した事例です。
価値観の違いや個人差、物事の解釈の仕方など、大人も10人いれば、10通りの意見があるように見方も様々ですが。
昔、どこかの国で王様が50人の妻をもらい、子供を作り、ある実験をしたといわれています。
愛情を惜しみなく無償に与えた子供、愛情を全く与えなかった子供には何かしらの変化はあるのか?
結果、無償の愛情を惜しみなく与えられた子供は才能が開花し国に貢献し、善悪を理解して行動したと言う物語。
この様に、神話や語り継がれている物語ですが、現在でも人の心が発達する点は変わっていないため、極端な例でしたが、日常生活でも、しっくりくる感覚はあります。
心の発達は、身体の成長のように具体的に数値に表すこともできません。
発達の様子を検査するには専門機関での、心理テストといったものをうける必要があります。
(知能検査や人格検査に代表される心理テストは、目には見えない人間の心理を可視的なデータとして提示する。)とあります。
※引用文献~精神科看護テキスト
ちなみにIQとは⁇
田中ビネー式(1987年改訂版)
2歳以上の幼児から成人まで知能を測定できるもの。
各年齢に対応した年齢級の問題が多岐、多様に用意されており、合格基準を満たし、ある年齢級の問題をクリアできると、その年齢に該当するとみなされます。
生活年齢は検査月日から生年月日を引いて求め、精神年齢を除した値がIQとなります。
偏差IQという考え方もあり、異なる年齢集団でIQを比較するときに用いられます。
これらも専門機関での検査が必要です。
したがって、日常生活で気軽にいつでも自分だけで調べることは厳しいでしょう。
子供たちが将来、より良い生活を送って欲しいと言う思いは親になれば、誰もが共通して考えることだと思います。
子供たちの感性は豊かで、想像力にあふれ行動力もあり、新しい事を受け入れる速さや理解力も兼ね合わせた抜群な力を持っています。
養育者が出来ることは、そんな子供たちの力を十分に発揮できるようにしたいものです。
養育者が、子供の頃の些細な生活の一コマを大切にしておくのは、子供が成長していくうえで、生きやすくなるための1つの手段です。
親が良く笑う
精神科看護師にとって一番大切な事は、よく笑う事。
子供の立場になってみると、やはり家でいつも不機嫌なママより、よく笑い、いつも楽しいことを探しては行動しているママって素敵に映りますよね。
しかし振り返ってみると、50代前後の方は、幼い頃は全員が裕福であったか?
けっしてそうではなかったと思いますが、楽しく生活していく術を持っています。
職場では子供と同じ年齢の方が就職する時期ですが、はたして20歳から働き始めたとして!
今から40年は軽く見積もっても働いていかなければなりません。
少子化の次の世代の言葉は何になるのか、想像がつきません。
しかし、時代が変わっても楽しく生きていく為には、自分で簡単にできる方法や、思考があることは理解しておくと、将来必ず役に立つでしょう。
甘やかす・甘えさせる~の違いって何
「甘やかす」と「甘えさせる」の違いって?
子供に基本的信頼を提供できなかった養育者が思いやすい傾向
「甘えさせる」と「甘やかす」が混同してしまう。
「甘やかす」ことに拒否的な傾向にあるため、「甘えさせる」ことが出来ない印象があります。
※ 甘やかす~子供が求めていないのにも関わらず先回りして過剰に介入することとされています。
※ 甘えさせる~子供の要求に応じて、それを受け止めること。
甘えるー甘えさせる➡この関係の中で基本的信頼が育つことを知っておくことも大切です。
しかし、日常生活が忙しくなり、働く事も義務と捉えなければならない時期も当然あります。
50代前後の人には、生活維持、子供の養育と並行するように親の介護問題も浮上してくるケースも少なくありません。
そのような忙しい日常生活のなかで、ゆっくり子供に愛情をそそぐ時間を確保することは、必然的に困難になっていきます。
「あまり子供に関わる時間がもてなかった、、、。」
「子供のことは当然気にしていたが、あっと言う間に期間が過ぎた、、、。」
などの家庭の事情もあるかもしれません。
家庭の事情も様々ですが、修復する方法もあるよう様です。
基本的信頼の獲得が不十分で不安定な場合
子供の依存を容認して求めに応じ、受容され肯定される体験や不信を取り除くような経験を少しずつ増やしていく関わりを通して、信頼が優位な関わりを意図して提供する方法がある。
※参考・引用文献 精神科看護テキスト参照
この関わりが信頼の修復や再獲得につながると言った内容です。
まとめ
教科書のようには関わることは難しいですが、愛情は子供の成長に大きく関係するようです。
[…] 精神科看護師が学んだ、子供の持つ力を引き出すコツ! […]