精神科看護師は年齢を重ねるごとに精神的に安定する分野!

精神科看護師は楽しい仕事!

 

アメリカの精神科医サリヴァン(H.S.Sullivan)は精神医学は「対人間関係の学」であり、検討にあたいするデータは「関与しながらの観察」を通してのみ得られるとしました。

 

 

面接あるいは、コミュニケーションは、見る➡考える➡問う➡聞く・・・。というように進行していきます。

 

看護場面の対人関係を振り返る技法としてよく知られています。

 

一般的なプロセスレコードの項目は「私が見たり、聞いたりしたこと、」「考えたこと、」「言ったり行わなかったりしたこと、」となっています。

 

プロセスレコードって何のこと

プロセスレコード開発者である、ぺプロウはサリヴァンのもとで学んでおり「関与しながら観察する、」ことを振り返る技法として、プロセスレコードを開発したと言われています。

 

精神科看護師の主な仕事内容は、看護面談・看護相談という場合を除いて、相手と話すことは面接や相談とは意識されません。

 

 

看護職のコミュニケーションは、廊下での立ち話だったり、血圧を測りながらちょっとした相談だったりすることが多いのは、内科や外科とは大きく違った看護技術だと思います。

 

※看護者は、些細な日常の出来事や生活に関係する悩みなどを、相手に話してもらうことで、「まるごと尊重する。」事に徹する。

 

 

引用文献:土井の精神科面接についての著書「方法としての面接」

 

精神科看護師は、出会いから始まりお互いにどのような人であるかを探りあう対人認知が行われ、その印象はその後の二者関係に影響をあたえます。

 

服装や髪、あいさつなどが相手にどのような印象を与えるかにもこころを配る必要がありのは、このためです。

 

自分も同時に成長できる!

このように、振り返りや、共感することが仕事内容になりますので、人間理解と言う本などを沢山読むようになり、自分も成長することが出来るのが、精神科看護師です。

 

 

例えば、相手に陰性感情を抱くことは、仕事を離れ日常生活にも時折不思議と起こる現象です。

 

しかし、陰性感情を抱いた自分とも向き合うことができ、自分の問題解決にもつながります。

 

そして、周囲との関係も安定して保つことが出来るようになります。

年齢を重ねていくごとに、言葉にも重みがましていくため、相手の焦燥感や、疲労感、生きずらさに苦悩する方の話に共感し理解することが出来るようになります。

 

相手の気持ちを丸ごと受け止め、相手が「うまく話すことが出来なかったけど、良かった、一番言いたかったことを分かってくれた!」と感じた時には、その人は一歩を踏み出すことが出来るでしょう。

 

 

また、大切な事は、周囲から観察すると、一般的には、気にする必要もないない内容の悩みだったとしても、その人にとれば、生活が変わるほどの大きな悩みなのです。

 

何を言いたいのか、言えばガス抜きになって、静かになる方もいますし、相手の人格を丸ごと受け止めてみると、その人にとっての問題が、明確化されていく場合まもあります。

 

 

自己成長もでき、長く勤めることができる仕事って少ないとおもいます。

 

感情労働って面白く、賃金まで頂けるのですから、嬉しいです!

 

関連記事<<<記憶ってそもそも何 日常にあふれる記憶を改めて考える!