知らないままで損していませんか ストレスの種類 あなたは大丈夫ですか
2種類のコーピング
問題中心型コーピング知っていましたか?
精神科では日常的に使う自分を振り返るときに考える基準にしている、とても自然なスキルです。
問題中心型コーピングって普段でも使える事なの?
そうじゃの、つかえるさあ、知っておいて損はしないし、使う習慣を今から付けるといいぞお
【問題中心型コーピングとは】
ストレスの原因それ自体を変化させることを目的とするもので、危機的な場面に対して現実に立脚してその解決に取り組み、さらに新しい成長促進的な活動に向けて心身のエネルギーを動員できるようにする行動。
【情動中心型コーピングとは】
ストレッサ―によって生じた不快な情動のコントロールを目的とする物で、危機が迫っているにもかかわらず、それを否認し、いつもと同じように振る舞ったり、危機に対して必要以上に怒り、衝動的に攻撃的行動に出てしまったり、空想的なセカイや多忙な仕事へ心理的に逃避するような行動。
精神科看護テキスト 心の発達と健康 参考文献
日常ではどうやって使うスキルなの?
私たちは毎日が満たされ幸福度も常に高いですか?
あなたはどうですか?
もしかしたら、いや、私は毎日が幸福でいいことしかない、不快な感情などとは無縁です。と言った人もいるかもしれません。
私が長い期間で大勢の方と出ってきた人の中にはいませんでしたが、もしかしたらいるかもしれません。
何かやりたいと思っても抑圧されたり、やる気はあるけど自分にとっては壁が高く感じられたり、内容は様々だと思います。
欲求を満たそうとしても欲求が叶ないときは欲求不満が生じます。
その欲求不満が原因で、不安や緊張が生じて言葉や行動に変化が表れてくるようです。
私はたくさんの「人」を見てきましたが、その不満の度合いや解消の仕方で、その人の人格や、周囲への反応の具合が変わるようです。
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【合理的な行動】
一般的によく耳にする「代理目標」というものがあります。
ちなみにたくさんある、欲求不満解消の中の1つで、良く知られていますが、その名前に準じて「欲求水準を下げる」といった方法もあります。
自分の欲求を高くせずに少し下げて短く小さな目標を自分で作ることです。
乗り越えることが出来ない壁を超える手立てを考えるなどの合理的な行動をとることが出来れば、欲求不満は解消される。
【非合理的な行動】
非合理的な行動をとった場合は、ストレスの摩擦から生じた不安は膨らみ、緊張・攻撃な口調になったりするようです。
このような心が長期にわたり続くとストレス状態と一般的には言います。
ストレスと上手く付き合いたい
普段の仕事で、もっとも活用し日常化しているストレスとの付き合い方とは、やはり自分を良くしることです。
具体的に説明すると、自分がストレス状態にあるときに出るサインを自分でキャッチすることです。
イライラしたり、怒ったりしたら、言葉が変わる、顔つきがキツクなる、他者への暴言が増すなど、何でも良いので、「自分の変化に気がつくクセ」を持つことです。
自分のイライラの原因がもし他者であれば、その人の事で腹を立てるのは、余計に不快になるかもしれません。
しかし、一旦事実を受け止めて心当たりがあるイライラの原因を探す事が落ち着く最短のスキルです。
仕事では習慣付いていますので、違和感はありませんが、もしかしたら、こんな簡単な方法があったのかと思う方もいるかもしれません。
簡単な適応の流れ まとめ
ストレス軽減の方法
欲求の発生→欲求を満たそうと行動→欲求が満たされない期間が持続→ストレス発生→不安・緊張→合理的な行動→適応→結果ストレス軽減へつながる。【適応】
逆のパターン【過剰適応】
欲求の発生→欲求を満たそうと行動→欲求がどうやっても満たされない→ストレス発生→非合理的行動→不安・緊張の長期の持続→ストレス持続→自分で不快の認知ができない→過剰適応
中間の行動パターン
欲求の発生→欲求を満たそうと行動→欲求不満→不安・緊張→非合理的な行動→不安・緊張の持続→ストレス持続→無意識的な反応→防御機制→不適応【不適応】
しかし面白い事に、無意識な反応から枝分かれし、人は学び経験の中から経験や体験した学習を基本として適応に至る流れが一般的なようです。