40代後半 精神科看護師が学んだ、子供を叱ったあとのフォローの仕方
親になってみて分かる 子供は思う様には動いてくれない事の不快。
自分たちが子供の頃に親から言われていた内容を、また自分の子供に話していませんか?
人生の折り返し地点も過ぎるころは、子供は社会に夢や希望を高くいだいているでしょう。
共働きの家庭が一般的とされる時代にあるていど、親は就職して座ったポジションが大きく将来を左右する事も理解しています。
そのため、子供の将来を考え、今の生活水準から、より質の高い生活をしてもらいたいと考えると思います。
そのため、習い事やクラブなど付き添う時間は惜しむことはありません。
当然、親は節約しながら時間と労力を子供に費やす事となるのも自然な流れになってきます。まず子供は何故学校に行き楽しくない勉強をしなければいけないか?
なぜ、やりたくもないテストを受けるのか?
大人はいいなあ、気楽でいいなと思う子供も実際多いようです。
大人になっても学ぶ姿勢を持つことは大切な事は誰もが知っています
それが、最終的には勉強という堅苦しい言葉で表現してしまうのです
まず子供のうちは、自分が勉強できる環境にある事が、ありがたいことを気が付く事はあまりないでしょう。
自分も子供の頃は大人が言う意味が分からなかった
自分たちも同じでしたから、そこは子供の立場になると理解できます。
そこで親は必死にスキルを身に着けさせよとしますが、親も人間ですし機械ではありませんので、唐突に叱ることもあるはずです。
自分が子供のために前向きに動いているのに、子供はあまり関心がないとか、ゲームや動画に夢中になり、お手伝いはしないなどの姿をみると、たまには突然叱ることもありますよね。
今の生活が安定しているから、好きな事が出来ているんだ、といった内容の事は、子供のうちは当然理解を求めても無理な事は親はわかっています。
子供は1人の個として存在
しかし、親の思いと、子供の思いは常に同じではない為、どうして今日はきつく親が叱るのか、叱らられた!と言う部分だけが子供にはインパクトととして残る時があります。
親からしても、良いと思って言っているけど、違う方に受け取っている子供のふてくされた顔をみると、どうしてわからないの⁇と思いますよね。
子供を叱ったあと、自分の気持ちがしっくりこないときは、自分が抱えるストレスを一緒に吐き出している可能性があります。
子供を叱っていると、母親は特に感情を表出しやすい傾向にあります。しかし、叱った現実は変えられない為、子供には叱ったあとのアフターケアを取り入れると関係も修復できるようになるようです。
精神発達論参考 家族関係の中でも最も大切なのは親子関係といわれています。
対人関係の基礎の部分となると言われているからです。
子供時代には、特に母親との関係は重要です。母親は子供にとって、生まれて初めての1対1の対人関係であり、この中で自己感覚、信頼関係、身体感覚などが培われていくからです。
追記:幼少期に虐待された経験を持つ親が、親を憎みながらも、我が子を虐待する事例は多くニュースで取り上げられてもいます。
起こってしまった子供とのぎくしゃくした関係は、子供の方から関係修復をしてくるといったことはできません。立場は親の方が常に強い位置にあるからです。
そのときは、親の方から、さっき起こった現象を振り返ってみると良いようです。
そして、常に親の方から子供に話しかけていきましょう。
そのとき親が感じた素直な気持ちを伝えて、子供と向き合って話しましょう。話す途中で、言う言葉を決めておいて、話しの途中に挟み込んでいくと効果的です。
「さっき、ちょっと、言い過ぎたかなと思ったけど、どう見えた⁇」
「体の調子がわるくて、イライラしていたしていたから、言い過ぎた。そう思わなかった⁇」
など会話の途中に挟み込んでいく事を心がけておくと良いようです。
最期は一緒に、たわいもない事を話題にして笑いましょう。
風船が破裂しないように、笑ってガス抜きをすると効果は大きいようです。
笑うことは、とても大切です、是非子供を叱りすぎた時は、最後は子供が自然に笑っているのを確認してから、話は一旦おわり、メリハリをつけておきましょう。