感情って発達するの 知っておいて得をする 人間の感情の発達
感情表現の発達
感情の動きは、生理的変化を伴うと同時に、表情の変化、身振りなどによって表面化されます。
これらのうち、いくつかは生得的なものと考えられているそうです。
一方で認知機能が感情の経験に大きな影響があることや、記憶も大きな役割を果たしていることも言われています。
感情の発達に影響を及ぼす要因
・学習機能
・認知機能
・欲求
・対人関係
①学習機能;学習とは出来事や経験の獲得を指します。
ある行動が行われた結果、その後の行動が変化する場合、その行動は学習されたといいます。
また、その行動を学習することを記憶と言います。
学習と記憶は「経験の獲得」という一つの出来事を別の側面からみたものであっる。
感情の過程
■感覚刺激の価値評価:過去の体験や記憶に基づき、物事や事象が、自分にとって、どのような意味を持つのか、有益か有害かなどを判断する過程。
■感情の主観的体験、感覚刺激によって喚起される怒りや、喜び。
■感情表出:心の中で起こっている過程
人の感情って少しみたでも。まだまだ沢山の種類があります。
学習機能には、記憶の種類 作動記憶 短期記憶 長期記憶 非宣言的記憶 日常記憶 自伝的記憶
ここでは作動記憶をみてみましょう。
下の課題を試行するためには以下の事が必要となります。
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● 数えてみよう!作動記憶 ワーキング7メモリー。
記憶研究の最前線 太田信雄・多鹿秀継著 参考文献
①視覚的配置の中で、どこまで数を数えたか覚えておく。(指で押さえながら数えた場合、記憶を外部の補助機能に頼ったことになる。
②何個目の物があるかを、音韻的に覚えておく必要があります。あいうえお、と繰り返し口にしながら数えると作業は困難になります。
(構音抑制)情報がどのような形態のものであれ、人間の認知活動のほとんどは、このような一時的な記憶無しでは遂行不可能ということになります。
このような、一時的な行動を行動記憶といいます。
これらの行動記憶とは複数の情報を一時的に保持し、これらの情報を認知課題の遂行使用するシステムのことを言うようです。
作動記憶は「こころの黒板」へ例えると分かりやすく、外界から得られた情報や記憶から引き出された情報を一時的に書きつけておいたうえで、操作する黒板のようなものといえる。
参考文献:こころの発達と課題