本物の笑いと、作り笑い

運動皮質とその錐体路を使って顔の筋肉を意図的にコントロールしようとしても、本物の笑いにはならない。

 

本物の自然な笑いは、前帯状回によって作り出されています。

 

本物の笑いには頬骨筋と眼輪筋の2つの筋肉の不随的収縮が必要になりますが、眼輪筋は意図的に活性化することができません。

 

眼輪筋を不随的に活性化するのは、「喜ばしい感情」

 

謙譲な被験者に筋肉の動かし方を教え、ある感情と関係する顔の表情を作らせると、被験者たちはその表情に対応する感情を経験した。

 

ただし、彼らはそういう感情は経験していたが、、その感情をもたらす原因は何もない事を認識していた。

 

ある感情的状態に特異的な身体の状態が少しでもあれば、その感情的状態に関わるすべての身体状態が呼び起こされ同じ感情が生み出される。

 

しかし、みせかけの笑いは本物の笑いが生み出す脳のパターンとは異なるパターンを生み出す。

自然に笑うのが心の栄養

 

儀礼的な笑いは他人をだますこと以上に、自分自身をだますことはできない。

※精神機能 こころの発達と健康 コラム8 引用文献

 

感情の過程

・感情刺激の価値評価:過去の体験や記憶に基づき、物事や事象が自分にとって、どのような意味を持つのか、有益か、有害かを判断する過程。

 

・感情の主観的体験:感覚刺激によって喚起される怒りや、喜び。

 

・感情表出:心の中で起こっている過程。

 

 

感情の発達に影響を及ぼす要因

・学習機能

・認知機能

・欲求

・対人関係

 

学習機能:学習とは出来事や経験の獲得です。

 

ある行動が行われ行動に変化がると、学習したと表現するようです。

 

また、その行動を学習することを記憶と言います。

 

記憶には、さらに種類があります。

 

日常生活で、自分や子供に対しても、「学習したよ」「よかったね、学習したじゃない。」と言う言葉はよく耳にしますよね。

 

 

生活の過程で、当てはまる場面はきっとあると思いますので、知っておくと楽しいですよ。

 

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