子どもの成長はあっと言う間です。

 

つい最近まではママのそばを離れてくれないと困った時期もありましたが、振り返るとその時間はあっと言う間だったような気がします。

 

たとえば、2歳は一般的にいわれる魔の2歳。

 

私も過去に体験しとても日々が忙しく、大変で働きながらの子そだては想像をはるかに超えました。

 

40代が体験した『魔の2歳』 不安な子そだて 安心して成長してほしい

参考記事>>40代』ママパパへ中学2年生の男の子は進路を決めるタイミングがある?

 

わたしは精神科で勤務する看護師で、今年ではや30年となります。

 

この間に働きながら、子そだての両方を経験したので大変さはよく共感できます。

 

昔はママ友の話題も子どもの話が中心で関係が保たれ、現在では成長し働く子どもさんもいますので、成長を仲間で共有したり、話題の内容も変わってきました。

 

例えば、魔の2歳といわれる年齢は、教科書では生後14~24か月

 

マーラーの理論より

この時期に入ると、子どもはいったん遠ざかって母親に再び急接近する様子がみられるようになる。マーラーはこれを「最接近」と名付けた。

 

子どもは母親から離れつつある自分を認識して分離不安に陥って母親の元に戻るが、再び母親と一体化するへの不安(呑み込まれる不安)も生じて葛藤が引き起こされる。

 

また、母親を離れて悠々と外界を探索する心地よさと母親に抱かれる心地よさの間でも葛藤が起こる。

 

これらの葛藤は子どもの混乱を引き起こし、母親からの飛び出しとしがみつき、かんしゃくや良化傾向などとなってあらわれ、母親にも混乱が起こる。

 

このようにして母子関係は緊張が高まり危機に瀬する。マーラーはこれを最接近期危機とよんだ。

実践・精神科看護テキスト:参考・引用文献

 

このように成長する過程では、普段見たことがあるような場面の一つ一つに意味があることが分かります。

 

私も子どもが幼い頃は、家で過ごしていても外出しても、ちょっと離れたかと思うとすぐに戻ってきての繰り返しでした。

 

子ども同士と遊んでいても同じです。

 

友人の家に行くと広く遊ぶ場所は多いので、冒険心でも働いたのか、一人でとことこ歩いてお目当てのところにいくと、しばらくすると不機嫌そうな表情で戻ってきて、ぐずぐず言い出すので、困っていました。

 

私の友人も同じくらいのお子さんがいましたので、一緒に盛り上がって話していると意味もないのにママの膝の上にのってきたり、少しでいいから、遊んでいてよ、と言ってもなかなか離れてはくれませんでした。

 

またあるお子さんは、いつも癇癪を起しママに怒ったり、ママも緊張感が高まり、叱るときもありましやが、どれをとtっても、これと言って原因はないのです。

 

それもそのはずです。

 

原因は理由があり、目には見えずに形のない心の変化で起こった場面だからです。

 

どうやったら子どは安心できるの?

参考記事>>不安 子育て 家族 昔と変わってきた 生活模様

 

基本的信頼

エリクソンは、1つの段階の発達課題が達成され、その達成に基づいて次の段階に進むと説明しており、人生早期の発達段階である基本的信頼は、健康的なパーソナリティー発達の基盤ということができる。

 

信頼の対象となるのは、自己、他者、世界(環境)であり、これらに対する基本的信頼の獲得は、信頼する感覚の核となって生涯永続的に機能する。

(実践精神科看護テキスト;参考・引用文献)

 

子どもの成長で重要と言われているのは、全面的に需要され愛されることでだとよく色んな本にも書いてあります。

 

無条件に全面的に受容され愛されること、肯定され自分の存在を認めてもらい、喜びをもって迎えられることが大切と言われています。

 

これは不思議なことで、成長してくればわかります。

 

このような養育環境の中で、スクスク育った子どもは自分が大好きです。

 

そして人を信用するすべを身に着けています。

 

自分の存在を信じまた肯定的に認めることが出来るようになっています。

 

このように結果的は、周囲の無償の愛情によって支えられ子どもは自分に対する基本的信頼を獲得するというのですから、現在子そだて真っ最中のママは、いろんな子どもの変化には成長してく為の理由がある行動をとっているという事柄を知っておくと少しでも気持ちは和らぐときあると思います。

 

 

ママだって人間ですから時には仕事や、人間関係、子どもをとおしてのトラブルなどは頻回にあって気持ちが疲弊してしまうこともあります。

 

そんな時に、帰ってまで子どもがぐずると大変ですよね。

 

余裕がない自分って時にはありますから。

 

しかし、かえって実際に完璧な家族を探すのは結構大変かもしれません。

 

ママの安心が大切

マーラーは次のように述べています。

母親の情緒的応答性が適切であると子どもの自我機能が発達し、反対に情緒的応答性が不適切であると子どもの自我機能がうまく発達しない。

(精神看護テキスト:参考引用文献)

 

ママも時にはイライラすることはある。

 

私もママ友や近所の方や家族に助けてもらいながら子そだてをしてきましたが、幼い頃の子どもを持つママは気持ちの余裕は少なかったと思います。

 

少しの買い物がスムーズにいかないとイライラしたりしませんでしたか?

 

また、保育園に迎えに行くと「まだ遊ぶ。」と言って困ったりは?

 

わたしはそんな困った経験はたくさんあります。

 

同時にママ友も実際にそうでした。

 

 

したがって休日の日は数名ほどの気を使わない顔なじみ同士の家を子どもたちは順番でお泊りにいったりしたものです。

 

近くに祖父母がいない方の場合は、とてもいいですね、お互い様。

 

このお互いに迷惑をかけているといった共通している部分で、親も社会を改めて学びました。

 

子どもをたくさんの他者がみてくれることで、成長してからも、また顔なじみとなるのです。

 

とても素敵なことですよね。

 

きつい時はきついと言葉にするとスッキリします。

 

他には一人の時間をゆっくり過ごして、たっぷり眠るのもいいですし、気分転換に買い物や、友人との外食も気分をすっきりさせる手段です。

 

エステやマッサージもとてもリラックス効果があって気分が落ち着きますよね。

 

カラオケもすっきりしますし、仲間と愚痴をこぼす会を作ってもたのしいですね。

 

ママが家庭の中で笑顔でいることは、とても大切なことだと思います。

 

子どもは見ていますので、無理をしているママにいち早く気が付くのも子どもになります。

 

振り返って、あの時ばなしをすると、子どもは自分の気持ちを表現してくれますからね。

 

 

 

 

子どもは想像以上にできる力を持つ

 

参考記事>>ママパパになった 0~4ヶ月頃の赤ちゃんが対象 親の役割分担は大切

 

あんがい不安になるのは子どもよりママのほうかもしれません。

 

むかし保育園の遠足で、子どもを送って帰ろうとしたときに、速足で保育園に戻っていくママの姿をみかけ、忘れ物ですか?

 

すでに、お子さんは保育園の中で遊んでいます。

 

そのママは、「〇〇ちゃんの、お弁当、もう少し固定して動かないようにリュックにいれないと、お弁当の中が崩れて食べるときに、蓋を開けたらびっくりすると思うから、ほかの物でお弁当が動かないようにもっと固定するのです。」と話していたのを記憶しています。

 

わたしの子どものお弁当は、帰ってから聞いたのですが、形は少し変わっていたようですが、「蓋開けたらね、顏についてあった目があっちこっち行って探したよママ、面白い顔になってたよ。」と笑っていました。

 

目の前にあることを、楽しむ力を持っているようです。

 

どちらが正解など答えはありませんが、結構子どもって何でも遊びに変えてしまうんだなと思い面白いなと思ったのです。

 

他にも、その子が、これがいいと選んだ玩具は流行りの玩具でなくても、決めることができた。

 

「自分で決めた」この部分を大切にしたいですね。

 

絵になるような満点ではありませんが、十分によかったと思うことが振り返っていくとありました。

 

子どもの持つ力を信じて、させてみるとみるみる成長していきます。

 

なんとかして、○○に届きたい気持ちから、一所懸命に考え自分なりに試行錯誤して目標を達成していきます。

 

その過程を見守って、一緒に子どもと自分も成長出来たら幸せですね。

 

子どもの持つ力を信じる。

 

これが重要です。

 

 

そして手がかからなくなったら、今度はママ自身が何か楽しみを持つと、子どもは安心して自立へと向かっていこうとするようです。

 

ママも素敵な人生を歩めるといいですね。

 

こちらの記事↓↓↓では体験から学んだことを詳しく記事にしています。

参考記事>>>40代『看護覚え書』ABC働くときに知っておくと得します。