世界的大富豪のウォーレン・パフェットの言葉の学ぶ 小さな強さ
はっきり言ってやりたいんだけど・・・。
いや、やっぱり言えない
勝てる相手かどうか、一目瞭然
勝てないから言わない!
でもムカつくんですけど。
そんな時は、相手を心で責めたり罵ったりしながらも、「本当はどうしたらいいか分かってるんです。」と言いながら。
相手に言いたいことを言う時は迷うもの
「相手にはハッキリ言った方が良いと思うんです!」
「でも・・・。」
「でも言えないから悩んでいるんです」
ここで疑問に思うことは、どうして言えない!
と信じているのでしょうか⁇
それは、初めから相手とは話し合えないと思い込んでいるからでしょう。
この関係は敵対していて、絶対に折り合いません。
そんな敵と戦って自分を通すには。
「相手を言い負かしたり、打ち負かすほどの抗弁能力とパワーが必要だ!」
このように思っているからではないでしょうか?
相手と戦わなければならないと信じていれば、当然、相手に言うのが怖くなります。
しかも、そんな相手と戦って「勝利する」なんて、そう考えるだけで、相当な争いが想像されてため息が出てきそうです。
相手に敵意を抱いているときの、自分の態度
相手に敵意を抱いているときは、自分が、どんな態度をとっていると思いますか⁇
客観的に見れば誰でも容易に想像することが出来ます。
もちろん、反抗的な態度や挑戦的な態度をとっています。
たとえ、「いや、我慢して顔には出さない!」と思って行動していても、相手にはしっかり届きます。
言い方も、初めから不快な気持ちが伝わるような、否定的な言い方や、攻撃的な言い方に変化していると思います。
自分の態度が相手をさらに刺激・・・。
この著書でも記されているように、精神科においても、人間関係はすべて、
「関係性」です。
相手と自分が反応しあい、その関係が決まります。
一方が敵意を持った印象で自分のところに来れば、片方もその敵意に応じた反応をする傾向があります。
実体験でも40代後半から50代くらいになれば、一度や二度は経験している感覚でしょう。
この際、どちらが先に攻撃を仕掛けたのか・・・。
これは問題ではありません。
相手が先にケンカを仕掛けたのであっても、自分が敵意で反応すれば、その瞬間から敵対関係が出来上がるのです。
「関係性」でいうと、一方が脅えたり緊張したりしながら我慢したりしていても、似たような反応を引き起こすと考えられます。
ここで知って頂きたいことは、脅えたりする人、おどおどする人が対象になりやすいのは、どうしてでしょう。
それは・・・脅える、という恐怖反応が、無意識に相手に「脅したい」衝動を引き起こすからです。
もし相手が小さく弱いと確信すれば、攻撃する側の衝動は過熱しくことも想像がつきます。
争わずに言いたいことが言える人が一番強い!
もっとも脅える人だけでなく、相手に敵意を抱きながらも「でも、言えない・・・。」と我慢している状態も、心に抱いている感情は、、、。
「恐怖」です。
相手が憎い!
腹が立つ!
でも怖い!
そういった恐怖反応でフリーズしている自分をみると、相手を打ち負かす夢を見るよりも、もっと、自分のことを救ってやりたいと思いませんか?
相手が悪い!
相手が意地悪!
相手の態度が気に入らない!
これは・・・他者中心の意識です。
敵意を抱いて脅えたり警戒したり、緊張してしまう自分がいる。
そんな自分の心をもっと楽にさせてやりたい!
そんな自分の悲しい感情を解消させてあげたい!
これは・・・自分中心の意識
自分の心に聞いてみるとよいでしょう。
他者中心の意識 or 自分中心の意識
どちらを好みますか?
世界的大富豪のウォーレン・パフェットの言葉
「震えないようになりたいのではなく、震えてもいいから、自分の言いたいことが言えるようになりたい。」のが自分なのです。
嫌いな相手は嫌いでいいのです。
ただ、自分が嫌いと言う信号を相手に送っているわけですから、相手のほうも自分に好意を抱くことはないと言うことを、もっと本気で自覚しましょう。
もし、本気でその気持ちを受け入れ覚悟すれば!
「だから私が、私のために、行動できるようになりたい!」
と気持ちが変化するでしょう。
そんな決断が出来たとしたら、事実いま、その瞬間、その分だけ自分の中に「小さな強さ」が芽生えているのを感じているのではないでしょうか。
争いにならない、自分が傷つかない表現方法もあります。
日常生活では、なかなか自分中心の意識を念頭におくのは困難かもしれませんが、誰かに迷惑をかけることもなく思考を変えて行動するだけです。
今から意識しながら、仕事や周囲の人間関係を再確認してみると良いとおもいます。
自分もいつも思っていた、など感じている人は、今からでも試してみる価値は十分にあります。
試してみて上手くいったという体験をすれば、子供さんにも、教えておくと良いと思います。
イライラ対策を「自分である程度は出来る様になる」ということにも繋がってきますので、試してみてください。
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