怒りが離れない 上手な付き合い方ってあるのかな
しつこい怒りとスッキリさよなら
ポイントは自分中心の会話に変える事!
・自分の気持ち・感情に気づく
・自分の「~したい。したくない。」といった欲求に気づく
・自分の「好き嫌い、快不快」といった感情を基本にする
・相手よりも自分の医師を優先する。
・自分の気持ちを優先して「断る、引き受ける」を心から認める
これらを自分が認めると、ゆとり、安心感、リラックスが生じるようになります。
これが、これまで蓄積してきた「しつこい怒り」を解消する方法であり、また、「新しい怒りの種」を生産しない方法です。
例えば先輩をみていきましょう。
先輩は自分の気持ちを基準にして、自分の気持ちを大事にすることを自分自身が認めています。
だから後輩を優先するより、自分の都合を優先して「これ、先にやってしまいたい。」といえるのです。
その言い方も自分を優先することを自分が認めているので、気持ちよく意志をもって明瞭に言えるのです。
先輩は後輩に協力したいという善意の意志も抱いています。
それは、「相手よりも、自分の気持ちを優先していいんだ。」と言う安心感からうまれる(ゆとり)です。
そのゆとりから、「教えなければならない」ではなく「教えてあげたい」と言う気持ちが湧いてくるため無理をすることがないようです。
しつこい怒りは過去に傷ついた「こころの叫び」
じつは子供時代にまで遡ることもあります。
親子関係のパターンで最も控えた方が最善とされる内容は、自分らしさの根源である、「自分の気持ち、感情、意志を大事にすること」を否定されたり、奪われたりすることです。
つまり、それは、「自分を好きになる事」への否定とつながるからです。
自分が望むことだけに、また、自分がしたいことだけに集中出来ればよいと誰もが考えるとおもいます。
「でも、なかなかそれが出来ない」
これは自分自身が未解決の感情をたくさん抱えているからといわれています。
それが、「しつこい怒り」となって自覚されているのです。
例えば家庭でこんな状態になっている人はいませんか。
どんなに親が願いを叶えてくれても、腹が立つ。
何をやってくれても腹が立つ。
いう事がいちいち、なぜか気になって不満を言いたくなる。
だれかが一言口にすると、言い争いになる。
果てには親はまるで自分を、腫れ物に触るように扱う。
そうされると余計に腹が立つ。
こういった腹が立つ自分に疲れてしまう。
必要最低限のことしか話はしない、数日顔を合わせないことがある。
これが今も感情を蓄積させている現在進行形。
また例えば、日常生活での些細なやりとりでは!
母:「今日は寒いから暖かくして行きなさいよ。」
娘:「寒ければ自分で着ていくから大丈夫よ。」
母:朝食を作ろうと冷蔵庫を開けたら、母親が寝床から「卵があるから、それを食べるといいよ、あと、棚にパンもあるからね。」
娘:「見れば分かるし、自分で決めるから。」
自分の部屋のごみを出すついでに、台所のゴミも持って行こうとしたら、母親がすぐさま、「台所のゴミはもう出したよ。」と言う。
娘:「ついでに見ただけだから。」
娘は怒鳴りたくなって、胸が詰まってとても嫌な気持ちになる場面です。
必死に「うるさい!監視するのやめてよね!」と言いたい感情を必死に抑えたケースです。
親子関係のコミュニケーションは、このような些細なお互いに解消できない感情を蓄積させていくことになるようです。
しかし、考えすぎず、クヨクヨしない!
その場で話をつければ不快な感情が後をひかない。
例えば仕事で失敗して、先輩に不快な言い方をされた場合は、その時の感情を素直に伝え、頭を下げて立ち去り、話を終わらせましょう。
「ショックを受けている、落ち込んでいる、話をする気持ちになれない!」といった思いを言語化しましょう。
こんな言い方をすると、まず自分の気持ちが楽になり、あとを引くことがないでしょう。
また、話を切ることでマイナスの会話へと発展はしません。
大切なのは、「自ら、マイナスの会話を切って、自分を守る事ができた!」と言う自負心を感じるでしょう。
失敗したことを話にきた相手は、こういった感情の言語化を受けると大きなインパクトが残り、「悪かったなあ」と感じるでしょう。
ポイント:感情の言語化プラス意志で自己完結させる。
この法則にのっとり行動すると、まず自分自身の心が軽くなります。
自分の気持ちや意志を表現しているとき、その瞬間瞬間が「自分が好き」と言うことにつながるからです。
体験してみてください、私たちは自分を愛することが出来ると、深い満足を覚えるようにできています。
参考文献~心理カウンセラー 石原加受子氏 出版
「しつこい怒りが消えてなくなる本」
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