子育てはとっても大変です。おぎゃーと生まれた瞬間からが育児のはじまりです。

 

出産の様子も時代とともに変化し昭和の時代では家に産婆さんが来て出産をされていました。

実際わたしの義母は今の家で生まれています。他の兄弟も同じように同じところで生まれています。

 

【このブログの運営者】

40代女性精神科ナース現役30年目。

いつも若くて綺麗!っていわれたい。

元気で過ごすため働けるまで働きたい!

現在は子そだても一旦落ち着き趣味さがしの日々でブログに出逢い現在。

 

 

昔は家族が増える傾向がありましたが、社会の発展とともに、1つの屋根の下で2つまたは3つの家族が共同生活することが増え、それが窮屈に感じられ、二世帯ハウスが人気を博しました。 核家族を目指す時期もありました。

 

子育てが大変なため、家族や祖父母と同居していればプロのサポートが得られるでしょうが、それに対抗して一人で育児を頑張るママが増えました。

 

社会や家庭構造の変化が、現在の住まい方に大きな影響を与えています。このような変遷が、私たちが今日見ている形に繋がっているのです。

 

 

辛い子育てを笑いに変えて赤ちゃんご機嫌さん

赤ちゃんは確かに手ごわい相手ですが、その一方で彼らとの関わりは愛おしくもあります。

 

彼らと向き合う際には、自身のエネルギーを準備しておくことが大切です。 笑顔と遊びは赤ちゃんとのコミュニケーションを深める秘訣です。

 

一緒に笑って楽しい時間を共有することで、赤ちゃんも心地よい疲れを感じ、穏やかな気持ちになります。

 

また、体をたくさん動かして遊ぶことで、赤ちゃんの好奇心や運動能力が発展します。 重要なのは、次に起こりそうな赤ちゃんの行動を予測し、それに合わせて準備することです。

 

例えば、お腹がすいて泣き始める前にミルクや離乳食を用意しておいたり、眠くなる時間には静かで落ち着いた空間を作ったりします。

 

子育ては大変な反面 子供の成長は楽しいもの!

お子さんをお持ちの親なら自然に沸いてくる感情です。

 

子供は成長過程で様々な変化をとげ、共に親も変わっていきます。

 

 

離固体化論における自閉段階の理解

 

マーラーの治療経験から得られた「分離固体化論」によれば、正常な発達の初期、具体的には0~4か月頃までの期間を自閉段階と考えます。

 

この時期、赤ちゃんは自分自身と他者、生物と無生物の区別がまだ曖昧であり、生命を維持する活動が主となります。生命維持においては、赤ちゃんはすべてを他者に依存していると言えます。

 

例えば、最初の数週間では、赤ちゃんは自己と他者の境界線がぼやけており、生命の維持において母親やケアギバー(世話をする存在)に対して完全に依存しています。

 

母親はこの時期、赤ちゃんのサインを敏感に察知し、その欲求を的確に満たすことが求められます。

 

例えば、赤ちゃんが泣くことで自分の存在をアピールする際、母親はそのサインに敏感に反応し、適切な時に世話をし、情緒的な応答性を示します。

 

この段階での適切なケアと情緒的な応答は、赤ちゃんの自己と他者への理解を築く上で重要であり、将来的な安定感や信頼感の基盤となります。

 

 

この時期の母子関係は一心同体の感覚で強く結びついています。

 

共生と心理的未分化: マーラーの視点

 

赤ちゃんの自閉段階における「共生」とは、その様子から他者との関係を必要としないように見える状態です。

 

この時、母子は肉体的に分離していても、心理的には未分化であるという考え方があります。マーラーはこれを「人は心理的には卵生で生まれる」と表現しました。

 

例えば、母親が適切に情緒的応答性を示す場合、赤ちゃんは自己機能の発達が促進されます。母親が赤ちゃんのサインに敏感に反応し、欲求を的確に満たしてくれることで、赤ちゃんは安心感や信頼感を得られ、自我の形成がスムーズに進むのです。 逆に、母親の情緒的応答性が不適切な場合、赤ちゃんの自我防衛機能が十分に発達せず、安心感が不足する可能性があります。

 

例えば、母親が赤ちゃんのサインに対して無関心であったり、不適切な時期に世話をすることがなかったりすると、赤ちゃんは状況への適切な対応が難しくなります。

 

情緒的なサポートが適切であるか否かが、赤ちゃんの将来的な心理的健康に影響を与えることから、適切な例を挙げながら記事にまとめることが重要です。

 

 

分離固体化

 

子供が他者を認識し、自己の感覚が芽生えると、彼らは母親との関係を基盤にしつつ、1対1の関係を脱して対人関係を広げていく過程が生じます。

 

この重要な時期は生後約4か月頃に始まり、マーラーはこれを「心理的感情」と表現しています。赤ちゃんが周囲の人や環境に対して感受性を持ち、それに対する感情を発展させることで、対人関係の基盤を築いていきます。

 

その後の発達段階として、一般的に「分離」と「固体化」が重要であるとされています。 「分離」は、心理的にも身体的にも母親から徐々に離れていく過程を指します。

 

これは子供が自己独立性を育む段階であり、母親との密接な結びつきから次第に独自の存在として成長していく様子を示します。

俗にいう、親離れ。

「固体化」は母親から離れても混乱せずに安定して1人で機能することを意味しています。

 

 

4段階に示されたマーラーの分離固体化

①分化:5~9か月頃まで

成長の兆し

 

子供が常に母親に触れて依存していた時期から、次第に母親の膝から離れて遠ざかり始める兆しは、親としては少し寂しいかもしれませんが、それは子供がすくすくと成長している証です。

 

親が「最近膝に座ってこなくなったな」と感じることは、子供が自分の足で立ち上がり、探索心を発揮して環境を探検するために、母親への依存から離れている兆しです。寂しさと同時に、その成長ぶりにも感動する瞬間でしょう。

 

さらに、だっこされている間に周りの人や物に興味を示し、顔や身体を探索する行動は、対人関係を発展させる重要なステップです。子供が新しい環境や他者との交流から学び、自らの世界を広げていく過程が始まっています。

 

9~14か月頃までの時期

練習期

子供はハイハイや歩行ができるようになり、自分で動き回ることが可能になります。

 

これにより、子供は母親から離れる時間が長くなり、新しいことに興味津々な姿勢が見られます。 離れて行く時間が長くなる一方で、母親のもとに戻ってくる行動も可能になります。

 

例えば、見慣れた場面で「いないいないばあ!」と言いながら姿を現す瞬間は、子供が遊びの中で自立と安心を育む大切な瞬間です。

 

ママを見つけて安心な赤ちゃん

 

最接近期:母親の安全基地

 

これらの行動は、子供の心の中に安全基地として母親のイメージがしっかりと定着していることを示しています。身体的に離れていても、その安全なイメージは決して消えることがありません。

 

最接近期(14~24か月以降)では、子供はますます自立心を養い、周囲とのコミュニケーションを深めていきます。

 

母親は依然として安全基地であり、子供は冒険心を持って新たな経験を積んでいきますが、その中で母親への信頼と安心感は不変です。 親が子供の成長に寄り添いながら、彼らが母親の安全な存在を心に抱き続ける過程は、家族の絆を深める重要な時期です。

 

再び急接近

最接近期の葛藤: 母親との分離と一体化の葛藤

 

マーラーは、最接近期に子供が経験する心の葛藤を「最接近」と表現しています。

 

子供は母親から離れることで自己を認識し、分離不安に陥ります。この不安によって母親のもとに戻りますが、再び母親と一体化することへの不安も生じ、内なる葛藤が生じます。

 

同時に、母親から離れて冒険する心地よさと、母親に抱かれる心地よさの間でも葛藤が生じます。

 

この葛藤が子供の混乱を引き起こし、母親からの離れる行動としがみつく行動、かんしゃくといった反応が見られ、親を悩ませることもあります。こうした状態が続くことで、母子間の緊張が高まります。 これをマーラーは「最接近時期」と表現しています。

 

個体性の確立と情緒的対象恒常性

24~36か月頃まで

 

最接近期の危機は完全には解消されませんが、子供は母親以外の他者と交流を深め、個体性を確立していきます。

 

感情の安定や心の安らぎを求め、異なる対象との関係を築くことで、情緒的対象恒常性が形成されます。この時期の子育てにおいて、親は子供が新たな対象との関わりを通じて安心感を得る手助けをすることが重要です。

 

母親が子供の最接近をあるていど受け入れることで、母子関係は危機を脱します。

分離ー固体化の発達の達成となります。

 

子どもが起こす癇癪

子供の癇癪にイライラしてしまう時、理解の一歩を!

 

子供が頻繁に癇癪を起こすことにイライラしてしまうのは、多くの親が共感する感情です。仕事で疲れ、ストレスがたまっている中での子供の「イヤイヤ」や癇癪は、余計に腹が立つこともあります。

 

しかし、これらは子供が正常に成長する過程での一環であり、理解することが大切です。

 

自分も子供が小さい時は同じようにイライラした経験があるかもしれません。子育ては喜びと共に挑戦も多いもの。

 

その中で子供が感情を表現することは、成長と自己表現の一環です。少し冷静になり、子供の行動や感情に理解と寛容の心をもつことで、子育てのストレスも軽減されるかもしれません。

 

ブログを通じて共感を呼び起こし、子育てがキツイと感じる方々に少しでも心の軽さを提供できれば、それが何よりの喜びです。

 

まとめ

本に書いてあることを普段自分たちは体験しているのです。

引用文献;マーラーの倫理

ハンガリー生まれの小児科医、精神分析医です。ごらんのとおり普段の生活が専門書に乗るような些細な仕草や心の変化を実際に起こしています。こうやって親も大人になって行くのでしょう。子育ての楽しさを知って自分も一緒に成長しているという実感をもてると素晴らしいですね。

 

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